あいちトリエンナーレ

こんばんは。

Mónicaです。

台風…関東直撃だそうですね。

結局瀬戸内海芸術祭は行けず…とほほ

 

そしてこの連休であいちトリエンナーレも展示が終わります。

表現の不自由展について私個人の考えを…。

私は専門家でもプロでもないので

本当にテキトーな事を書いてしまうかもしれませんが…

 

今回展示物が一部展示されなくなったのは本当に残念です。

テロ予告とか色々な意見が殺到した事が理由かと思いますが…

今回のあいちトリエンナーレのテーマが

「情の時代」

でした。

総合監督の津田大介さんのコンセプト解説の動画を見たのですが

その中でも私が一番印象的だったのが、

「情とは感情と情報という字にも入っている。

情報によって感情が揺さぶられているこの時代。

感情をコントロールできる力が必要である、と」

確かにそうだと思うし、

今回問題になっている展示物はまさにそのコンセプト通りの作品だと感じました。

だからこそちゃんと展示するべきだったと思います。

でもこんなに騒動になるのは予想できたと思うので

何かしら対応はした方がよかったですよね。

ちょっと違うかもしれませんが、

ピカソの「ゲルニカ」は

メッセージ性が高い作品なので

壊されないために防弾ガラスに展示されてますよね。

芸術作品がどれだけメッセージ性のあるもので

もしかしたら何か事件が起きるかもしれないという認識は

日本ではまだ薄いのかもしれません。

そこも問題だと思うなぁ。

 

また、本当に個人的な意見ですが…

あの少女像は私はあまり好きではありませんでした。

数年前に慰安婦問題が報道されていた時に

何でこんなに問題になっているんだろう?と思い

本を読みました。

慰安婦の最悪な生活状況などが書かれていて

これはこんなに問題になるな…と感じました。

またその中で一番読んでいて心が痛くなったのは

戦争が終わってからの彼女たちの生活でした。

家族には汚らわしい目で見られ、ずっとひどい言葉を受け続けたとか

自分の身上が露呈すると結婚・生活ができないと思い、

夫には告げずに今まで生きてきたなど…。

もしかしたら、報道の中でテレビに出てくる元慰安婦よりも

テレビの向こうにいる元慰安婦の方が苦しんでいるのではないかと思いました。

 

そんな中でのあの少女像の展示。

あの作品の作者は

平和を願って作ったもの

と話しているそうですが、

私にはそう感じませんでした。

この作品を見ていいい気持ちになる人がどれだけいるかなと思うと…

ちょっと品がない…そう感じてしまいました。

 

が、

それをある人にお話ししたら

「品があるものだけが芸術作品じゃない。

日本はきれいなものを芸術に求めている傾向がある」

と言われて

ハッ!!!

となりました。

確かに私も芸術に美しいものだけを求めていた!と。

生きていればキレイな事だけじゃない事がいっぱいあるし、

それを見ないようにしていたんだと気付きました。

また、こうやって意見交換できるということも

あの作品にはそれだけの価値があると思いました。

また、そうやって意見を交換できる場所がどれだけあるかなと。

 

なんかだいぶ話が脱線したようなしてないようなという感じですが…

 

アーティストのする事を止める権利なんて誰にもないし、

逆に批判しちゃいけない権利なんてないんです。

 

これからアーティストとしてがんばろうとしている私ですが

何かが変わったような気がします。

 

そんな展示会だったと思います。

 

まあ行ってないんだけどね!!!!!!!