シアターTAKOGURA「桜の森の満開の下」オンライン観劇したよ

こんにちは。

Mónicaです。

 

先日こちらを観劇しました。

theater-tacogura.wixsite.com

 

高知で活動しているシアターTAKOGURAのお芝居です。

こちらのスタッフさんで大変お世話になってる方がいらっしゃって。

しかも坂口安吾

桜の森の満開の下」!!

あらすじは下↓をご覧下さい。

 

ja.m.wikipedia.org

 

この作品は演出家の野田秀樹さんが

歌舞伎座でも演出してまして。

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その時に原作も読みました。

 

そして、池袋の芸術劇場で公演があった時も

(そのときは一般演劇だった)

たまたま運良くチケットがとれて観劇しました。

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何かすごくこの作品には(勝手に)ご縁を感じていたので!

うおおお!TAKOGURAでやるなら絶対見るぅぅ!!

とウキウキしていました。

当初は4月の中旬に上演予定だったので、

高知行きの飛行機もとっていたのですが…

新型コロナウィルスの影響で延期…

そして緊急事態宣言…

ということでお芝居どころか高知へも行けなくなってしまい…

かなり落ち込んでおりました。

 

だったのですが!

YouTubeで朗読劇を配信すると決まって!

「おおおー!久しぶりのお芝居じゃー!」

と楽しみにしておりました。

 

今回の「桜の森…」は原作に近いものでした。

野田版のものだと少し創作が入っているので、

始めての原作よりのお芝居でした。

 

率直に思ったのは

おもしろかった!!です!!!

朗読劇だと聞いてたので、私服で登場かな?と思ったら

ちゃんと衣装を着ている!!

私服よりも感情移入できたと思います。

 

せっかくの熱演だったから、

生で

朗読劇じゃなくてちゃんとお芝居で

見たかった…!!!

 

歌舞伎座で野田版が上演される時に

ある歌舞伎好きの方が

「耳男にとって夜長姫は『○○』だから。

夜長姫が決めた事が全てなんだよ。」

と話していたんですが…

その『○○』が思い出せない!!!!笑

ルールとか

神とか

法律とか

世界とか

全てとか…

そういう言葉!!!

でもしっくりきたんです。

 

耳男は原作でいうと盗賊。

夜長姫は女です。

 

野田版の台本を読んだときに

夜長姫はただのワガママなお姫様なんだ

と軽く思っていたんですが、

そうか。なるほど。と思いました。

 

なので今回もその事を重点において

観劇したんです。

 

今回も女は盗賊にとって

『全て』になってましたし、

『法律』になってました。

 

ワガママなのではなく、

「女にとって盗賊に命令することは

彼女の世界にとっては普通のこと」

という事。

いや、それただ単にワガママじゃん!

ってなりますよね。

でもそうじゃないんだなぁ!!

畜生!私の語彙力じゃうまく伝えられねぇ…。

 

でもあの世界観好きなんです。

普通の世界じゃ考えられない事が

普通に描かれていくあの感じ。

 

これが芸術の醍醐味だよなー。

 

くそっ

語彙力がない!

もっとこの芝居のおもしろい所を伝えられたら…!!!

 

という事で原作読んでくださいっ!!