私的ジェンダー論

こんにちは。

Mónicaです。

 

昨日このイベントに夫婦で参加させて頂きました。

 

dmmsalom2019keikok1212event1.peatix.com

 

小島慶子さんが主催のイベント。

男性学」の田中俊之さんと

小学校の教諭でジェンダーについて授業で取り上げている星野先生、

更に心理士の村中先生が登壇者でした。

 

すごく印象的だったのは星野先生の授業内容。

小学校低学年の生徒にジェンダーについて授業した際、

「男だから」「女だから」という事で

嫌な思いをしたことがあるかという問いに

「男だから泣くな」とか「女だから行儀良くしなさい」とか

両親に言われて傷ついたという話が出たそうで。

しかも男の子の反応がすごかったそうなんです!!

こういう授業、高学年ですると

男子生徒はポカーンとなってしまうそうで。

だから早い段階で教育に取り入れる事は大事だとお話していました。

 

星野先生の授業はbuzzfeedでも記事になっているのでゼヒ。

https://www.buzzfeed.com/jp/rumiyamazaki/life-and-sex-class

 

この話を聞いてて思い出したんですけど…

私は中学から大学まで10年間女子校だったんです。

だったので社会に出て小学校ぶりに男性のいる環境になったんですけど

異様に「女性だから」という理由だけでチヤホヤされるなーと。

それに細々とした事(お茶出しとか)は女性の仕事、

重いものを持つのは男性の仕事、みたいな。

10年女子校だった私には異様な光景だったんです。

 

女子校にいる時は重い物を運ばなくちゃいけない場合、

みんなで力を合わせてやってましたし、

一人でやらなくちゃいけない時は考えて行動してました。

(持ち方を変えるとか、持ちやすいように紐付けるとか)

しかもうちの親戚は

男性も台所に立つ人ばっかりだったので、

色々な行事の時に男性は座ったまま何もしない

女性があくせくお茶とかお菓子とか用意してる光景にビックリしたんです。

 

そしてそういう光景に嫌悪感を抱いていました。

 

それで女性の先輩や上司に愚痴を言うと

「そうやって男を手のひらでコントロールするのよ〜」

と言われました。

その時は「へ〜」と思いましたが

今はこう思います。

 

ジェンダーに対して戦う事を諦めちゃってるんだな」と。

 

人間「こういうもんだ」と諦めると楽になります。

いわゆる「フツー」と戦う事ってすごくエネルギーがいる事です。

 

でも

「これが好きだから!」

「こういう信念があるから!」

というものがあれば乗り越えられると思います。

 

そしてそのためには周りの助けも必要です。

助言や支えが必要だと思います。

 

心理士の村中先生も

自閉症で悩んでいる家族に

「半径10メートルの社会適用」

が大事だとお話しているとの事でした。

いきなり対社会だと広すぎて疲れてしまうと。

なので近い範囲から始めましょうとの話でした。

 

なので私も家族や友人とそういう話が共有できるような

人間力をつけたいなと思いました。